スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SE-U55SXの電源回路の問題を解説してみよう(マイナー)

皆さんこんばんは、そしてお久しぶりです。

前記事から半年振りぐらいになりますね(^^;;

理由? はっはっは、

ちょいと月平均100時間ほどJAPANESE ZANGYOを楽しんでおりました。

・・・・・・

死にてえ

大体、定時外に会議があるって最低の風習ですよね、ブツブツ・・・・・・・
とまあ、軽く愚痴ったところで、今回のタイトルは
「電気とか回路とかあんまりわかんない人に、SE-U55SXの問題部分をわかりやすく解説しよう(してみよう)!」
です。結構前に、価格.comでSE-U55SXって電源回路に問題あるの?ってなクチコミが掲載されていました。

 これについて、何が欠陥なのか、そしてそれが原因でどのような問題が起きるのか、ということについてまとめようと思います。
 文ばっかりでめんどくさい!って方は、一番下の方にまとめを書いてありますのでそちらをどうぞ

まあ、本当に本当の詳細はこちら様とかあちら様とかの方がすっごく詳しく書いてあるんですけどね・・・・・・・

一応解説の前に、予備知識を2つだけ

1.オーディオにおいて、電源(電圧)というのは、音質を決定する上で、非常に重要なものです。

2.コンデンサという部品は、回路にくっつけることで主に電源を安定させるために使われる部品です。
SE-200PCIなどに代表されるONKYOのサウンドカードは、各所、特に何らかのICに電圧を入れる手前では必ずといっていいほど、オーディオ用の高性能コンデンサが複数配置されており、これがONKYOのサウンドカードにおける高音質を支えています。


SE-U55SXの問題とされる部分


SE-U55SXにおいて使用されている電圧は主に5V(ボルト)なわけですが、これを9Vに上げる回路がSE-U55SXにはあります。でも、そこに必要なコンデンサが入れられていません。これが欠陥です。

言ってみれば、5Vを無理くり、倍近い値まで引き上げるんですから、9Vにする回路の手前(これを1次側と言います)に電源を安定させるのは必須です。さらに、「5Vを9Vにする回路」において動作自体に必要なコンデンサ(これを2次側と言います)が配置されていません。

結論

つまり、SE-U55SXでは、「5Vを9Vにする回路」で、「5Vを9Vにできていない」んです。

その結果

∧∧∧∧∧∧

↑みたいな電源波形が出力されます。(測定された方がいます。こちらのページ下部です)これは、1秒後は8Vかもしれないし、2秒後は2Vかもしれない、はたまた3秒後は5Vかもしれない、そんな凄く不安定な状態だと理解してください。

次は、当然、じゃあ、なんで動くの? 動いてるしノイズも聞こえないんだから問題ないのでは?って話になると思います。

さっきの「5Vを9Vにする回路」の出力は「オペアンプ」と呼ばれるICの電源に用いられます。この「オペアンプ」と呼ばれるICは、SE-U55SXの出力・・・・・・赤白のRCA端子や、ヘッドフォン端子、マイク端子の直前に接続されています、つまり、

音に直接的に関ってくる部分の電源です

 なわけで、さっきも言った通り、電源の安定度を常に配慮するONKYOがそのICの電源手前にコンデンサを配置しないわけがありません。
 
 その恩恵でどうにかこうにか8V~9V位の電圧に収まっている、というのが、少なくとも2008年ぐらいに製造されていたSE-U55SXの実情だと思います。確かに動作はすると思いますが、たとえて言えば、浄水場を通すからといって、ひどいドブ川から水を取っている状態、と理解してもらえばいいです。
 2010年現在も変更されて無いらしいですけどね♪

で、問題は、これが原因でどんな問題が起こるか、ですが・・・・・・

問題点まとめ

1.オペアンプの電源の大元が不安定のため、音の忠実度が下がる 
 あくまでも、音質ではなく音の忠実度、とします。人の好みなんて千差万別ですし、何より、コンデンサ抜けてる状態でも「高音質!」って言ってらっしゃる人はたくさんいますし、ONKYOの方もそう主張しています。

2.コイル鳴き
 SE-U55SXからキィィィィィィィィィン、と高周波が鳴ります。コイルとは「5Vを9Vにする回路」で使われる部品で、コイルに無理な負荷がかかると、鳴りやすいので鳴ります。多分音の周波数が15kHz~30kHzなので、可聴域が広い人しか聞こえないかもしれません。
 ブラウン管テレビをつけたときに、ミュート状態でも「ミー」って音が聞こえる人は聞き取ってしまうと思います。
 ちなみに、鳴って、聞き取ってしまったとしても、聞き取れる人の方が少ない(はず)なので、製品として欠陥品とは認められません。パソコンの部品のマザーボードでもよくあるらしいです。聞こえる人(私とかw)にとっては、深夜などに特に不快です。

3.マイクで録音時、プチプチ、ノイズが入る
 私はSE-U55SX改造前にマイクを使ったことが無いので未確認ですが、そういう事例があります。まあ、マイク端子の直近にもオペアンプがありますのでそれが原因のようです。

4.ICやコイルなど部品が短寿命になる(はず)
 壊れるまで使ったわけじゃないので未確認ですが、無理な負担がかかるので、常識的に考えて、部品の寿命が短くなるはずです。早い話が壊れやすい、ということです。

 というのが、SE-U55SXの電源回路のコンデンサ抜けによる問題点のまとめとなります。購入を検討される方は、「実際に電源回路の一部に問題があること」と、しかし「それでも高音質と言って2年以上使ってらっしゃる方々がたくさんいる、という実績が確かにある」事実を認識した上で判断されるべきかと思います。

------ここから先はどうでもいい私見です------ 

しかし、いまだもって分からないのが、あれだけ、コンデンサを投入しているのに、なんでいっちゃん大事なはずのDCDCの1次、2次だけコンデンサ抜かしたんでしょうね? 本当にこれらのコンデンサはそのような役目でランドがのっているのか?、と今でも書いてて不安になります。

 単純にコストの問題とはどうしても考えられないです。たとえば、タンタル用に基板設計してランド切ったはいいけど、DCDCのチャージ用とか直近に使ってみたら思いもかけず逆電圧かかっちゃって、ショートが怖くて入れるに入れられなくなったー、でも、電解コンデンサ用に基板設計しなおすとコストもかかるしテストとか時間かかるのでやらない(認められない)、とか、そっちのがまだ納得できます。
 だってね、普通抜くはず無いんですよ、こんなところ抜くぐらいなら、もっとなんかあったはずなんです。営業の人とかが抜けるはずは無いと思うし、なんかそういう部品抜き担当、コストダウン担当?みたいな人がいるんでしょうか? ありえない気がしますが、でも回路設計した本人が抜くなんてもっと考えられません。
 あ、ちなみに、カバオはこちらの回路を設計した(と言われる)方と、一方的に面識があります。大変若い方で、入社3年目ぐらいに設計されたそうです。よく考えてみれば、その経験値で(大半、実績ある回路の流用だとしても)これだけの回路規模のものを作ったって普通に凄いことですよね・・・・・・見習わなければ(_ _;;;

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

コメント

Secret

FC2カウンター
最新記事
プロフィール

Author:カバオ
1984年5月25日生まれ 2008年12月現在 電子回路歴3年、オーディオ回路歴1年の、いわゆる初心者。

最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。